山岡鉄秀氏(AJCN Inc.代表・公益財団法人モラロジー研究所研究員)が、安倍首相へ大事な手紙を出してくれました。

中国の脅威について書かれています。

このまま放っておくと
中国からのサイレント・インベージョン(静かなる侵略)により
日本は、チベットやウィグルのように中国に侵略されるでしょう。

平成31年1月24日

日本国内閣総理大臣
安倍 晋三 殿

有権者が憂慮する政策上の重大懸念について

日夜、日本国の内政・外交に
尽力しておられるお姿に敬意を表します。

私共は日々動画発信などを通じて
視聴者と意見交換をしておりますが、
最近の安倍政権の政策には非常に
強い憂慮を示す方が多くなっています。
以下、主な懸念点を記しますので、
視聴者と共有できるご回答を頂けますとまことに幸甚です。

■日中関係について

総理は「Silent Invasion(静かなる侵略)」
という言葉をご存知でしょうか?

開かれた移民国家であるオーストラリアが
中国共産党による中華系移民を利用した浸透工作を受け、
危機感を持った学者(Dr Clive Hamilton)
が上梓したベストセラーのタイトルです。
この、武器を使わない侵略は現在世界中で進行しており、
トランプ政権が対決を決意したことはご存じの通りです。

中華系の留学生やビジネスマン、一般移民が
あらゆる分野でスパイ行為や工作活動を実行しており、
それを一元的に統括する部局が共産党本部に存在します。

危機感を抱いた米国が中国系留学生の排除や
中華系通信企業幹部の逮捕に動いたことから、
代わりに日本への浸透工作が激しさを増している
と言われています。

かかる事態において、これから中国市場に
進出しようとする日本企業は自己責任において行うべきであり、
政府が後押しすべきではないことは自明の理ですが、
特に下記の政策は中国の浸透工作に自ら迎合するものであり、
常軌を逸しています。即時中止を強く要望致します。

◎先般の日中首脳会談で合意された「日中青少年3万人交換計画」。
◎外務省による中国若手行政官等長期育成支援事業

米国では中国人の留学を制限しようとしている時に、
わざわざ工作員を国費で招き入れ、
日本の青少年を洗脳教育に差し出すのはまるで
中国共産党の工作に協力しているかのようです。

まして、多くの日本国民が奨学金の返済に苦慮しているときに、
中国の役人を国費で留学させ、同窓会まで作ってあげるとは、
これも浸透工作の成果かと思わずにはいられず、
とても自民党支持者を含む有権者が納得できるものではございません。

当然ながら、そのようなスキームに選ばれてくる中国青年は、
日本政府ではなく、中国政府に選ばれてくるのであって、
感謝の対象は日本政府ではなく中国政府です。

中国共産党に忠誠を誓い、とことん指令に従おうとするでしょう。
豪州やニュージーランドの例になぜ学ばないのか
不可思議としか言いようがありません。

同じ理由で、現行の中国人国費留学制度も廃止すべきです。
これは極めて重要な、安全保障上の問題です。

■外国人労働者受け入れについて

日本企業はバブル崩壊後、世界のグローバル化にもついていけず、
業績悪化のしわ寄せを労働者に押し付けました。
政府もそれを後押しした結果、不安定な派遣労働者があふれ、
特に若者の貧困化が進みました。
これはさらなるデフレ要因となり、少子高齢化を加速させました。

現在、企業の内部留保がGDP総額に匹敵すると言われており、
本来ならば賃上げをして労働者の購買力を高めるべきところ、
政府はまたもや外国人労働者を導入して
労働コスト上昇を防ぎたい経済界の要望に迎合しようとしています。

入国在留管理庁を新設しても、すでに行方不明になっている
外国人も多数にのぼり、蓄積した問題の処置から始めなくてはなりません。
常識的に言って、新しい組織が稼働して
効果的に仕事ができるようになるには一定の時間が必要です。
その猶予を与えずに外国人労働者を大量に導入すれば
取り返しのつかない事態を招くことになるでしょう。

基本的に外国人労働者の大量受け入れには反対ですが、
少なくとも、入国在留管理庁に一年間の移行期間を与え、
外国人労働者の受け入れを延期することを要望致します。

■消費税増税について

周知のとおり、米国と中国の対決が世界経済に影響を与えるのは必然です。
リーマンショック級のインパクトも想定しなくてはなりません。
このタイミングでの消費税増税は中止されることを強く要望いたします。

■中国に擦り寄ることの危険性について

昨年の総理の訪中後も尖閣への中国船の侵入は減らず、
「中華帝国再興の夢を実現するための静かなる侵略圧力」
は世界的に全く弱まっていません。

したがって、日中関係が正常化したとは全く見做せず、
この状態で習近平主席を日本に招いて歓待すれば、
米国の意思に反して中国に擦り寄っているようにしか見えません。
安全保障は米国に頼りながら、
中国で経済的利益を得ようとするのは無謀です。

中国は尖閣や沖縄への領土的野望を諦めていません。
米国は有事の際、たとえ日米安保条約が存在しても、
同盟国と呼ぶにふさわしい国しか助けようとしないでしょう。
米国民が納得しないからです。

現在の安倍政権は客観的に見て、
明らかに経産省と財界の意向を汲んで
中国に擦り寄っていると認識されています。

その証拠が前述の中国の工作を幇助するだけの政策です。
この流動的で危機的な状況にあっては、
米国の同盟国としての重要性を高めることに専念し、
中国の静かなる侵略に迎合しないことを重ねて切に要望致します。

以上、全国数万人の視聴者、読者、有権者の要望の一部を
代わってお伝えいたします。
ご考慮の程よろしくお願い申し上げます。

Australia-Japan Community Network (AJCN) Inc. 代表
山岡鉄秀

株式会社On The Board 社長
和田憲治